マイソールまで来てしまい、帰国便の出発するコーチまで戻るのには意外に距離があり昼間走るのは勿体ないので夜行バスにした。州を跨ぐこの手のバスはエアコン付きの豪華バスなので料金も今まで乗ったバスのどれよりも高かった。

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冷房のない生活に慣れてしまったので、冷房付きのバスは何だか不思議な感じがしたが、アジアの他の国によくある「滅茶苦茶寒すぎる」ではなく、インドのマイルドな冷房は好ましかったです。

コーチのバスターミナルには定刻で翌朝に到着したが、国際空港もあるような町とは思えない位にボロなターミナルに少し驚いた。

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スラムのようなターミナルに不釣り合いな冷房車。

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すぐそばに鉄道の線路もあるが、柵も何もないので皆さん普通に線路の上を歩いていた。

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この日の宿はネット予約サイトで前日に予約していた。ダウンタウンにあるので、たどり着けるかどうか少し不安でしたが、夜ではなくて昼間なので少々迷っても見つけられるだろうとの判断でした。

お腹が空いたので途中でご飯を食べる。
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中華の飲茶で、蓮の葉でご飯を包んで蒸しあげた点心が私の好物だが、これはバナナの葉でドライカレーのようなご飯を包んで蒸しあげたもので、とても美味しかった。写真には写っていないが、中には鶏肉もゴロゴロ入っており大満足の一品でした。

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食後はパパイヤのジュース。

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宿は本当に下町のエリアでしたので、近くまでは割とスムーズに行けたが、最後の最後では予想通り迷う。

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このごっついオッちゃんは、マークからすれば共産党の候補者なんですね。

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人に聞きまくって宿を発見。市場の運河のスグそばにあった。まだ時間は早かったが、「チェックインはまだ出来ません」なんて野暮なことは言われない。

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泥のような運河の臭い匂いも少し漂う。日本的な基準で言えば最低の宿かも知れない。

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でも、私は凄く気に入った。

先ずは宿の主人が控えめで凄く良い人でした。設備は古くボロですが、それでも主人が丁寧に維持管理している点が感じられた。勿論、日本的な完璧な掃除ではないですが、インド的にはかなり心が籠っている気がして、コーチでの残りの時間をここで過ごす事にした。

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インドの安宿は洋式トイレでないところも多いので、この点は良い。

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水シャワーは、2200mの山に登った時は寒くて使えませんでしたが、ここは暑い平地なので全く問題なし。

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部屋にも洗面台が付いていたのは便利。1泊が日本円で650円程度と物価の安いインドでもかなり安い。一瞬何かいわく付きかと不安になるが、最後の日まで全く問題なく杞憂でした。

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市場の傍なので、メロンを買って来て食べてみた。

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まだ熟れ方が足りずに味はいまいちでした。

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安宿なのにWIFIも使えたし、回線速度も速くはないがブログを最低限更新する位は出来た。この価格帯で使えるのは初めてだ。日中は部屋でゴロゴロして過ごす。住めば都だ。




夜は主人に教えてもらった近くのお店で食べる。

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「鶏のから揚げ」があったので、2種類のカレーを追加して「から揚げカレー」にしてみたが、正解でした。新鮮に旨い。

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そして、この日も平和に終わる。