さて世界遺産の「ニルギリ山岳鉄道」に乗る日の朝は気合を入れて4時に宿を出た。前日歩いた道より手前に駅の矢印が出ていたので、近道かと思って曲がったのが失敗で道に迷う。まだ日が明けていない暗い夜道で一瞬焦るも、親切なオバサンが道を教えてくれ何とか駅に到着。10分位の予定が結局30分くらいかかった。

半信半疑であったが駅に着くと既に20名くらいが並んでいた。それからボーっと待ち続け、6時半頃に列車が入ってきた。駅員さんが順番待ちの各人に乗る車両のコンパートメントの番号を指定をした後で券をくれるので、それから少し離れた切符売り場に買いに行くという手順でした。7時の出発時間が迫っており、皆は焦って走り出すので、私も同じように走る。

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狭いコンパートメントに10人以上押し込められたので正にギュウギュウ詰めです。そして運悪く窓際の席でもなかったので期待していた絶景は望めませんでした。残念と言えば残念ですが、この地まで来て、そして生まれて初めての蒸気機関車に押してもらう車両に乗れただけでも満足と自分を言い聞かせました。

家族連れの集団のコンパートメントでしたので、出発すると彼らは朝ご飯を食べだしました。



列車は「メットゥパーラヤム駅」を7時10分に出発し、蒸気機関車に押されて約3時間半かけてクーヌール駅まで登ります。情報によれば400mから1700m位まで一気に登るそうです。それからは蒸気機関車からディーゼル機関車にバトンタッチし、傾斜がきつく無いので「ギア」のない普通の線路を登っていき、2200mくらいにある終点の「ウダガマンダラム(別称ウーティ)」の駅に12時頃に到着するスケジュールです。

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蒸気機関車は途中の駅に何度か停まりながら登っていきます。

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列車がトンネルに入ると、彼らは何故か絶叫していました。



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窓際の席に座れなかったので景色が良くない・・・



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私が乗ったコンパートメント。

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途中の駅では、ドンドン水を補給してました。そりゃそうですよね、水が無いと動力源の蒸気は発生しませんから。

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クーヌール駅に到着。ここで蒸気機関車とディーゼル機関車を入れ替える。

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現地の人は、この駅で降りる人が多かったです。後から考えると、終点のウーティー駅まで行くより、ここの方が自然の景色が良かったのではないかと想像しています。

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終点のウーティ駅に到着です。多くの人が登山列車に乗る為に並んでおり、駅構内は大混雑でした。

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駅に小さな展示スペースがあったので見学する。

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駅を出てスグにレストランに飛び込む。朝から何も食べてなかったので昼過ぎの遅い朝食となりました。

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疲れていたので宿も辺りで即決。

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2200mの高地だからか、部屋の天井に定番の扇風機が付いていないのは新鮮でした。ベットにもかけ布団があった。

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少し休憩してから町の散歩に出かける。

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特に行き先があるわけではないが、適当に山側に登ってみる。

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インドでも車名は変えてないのですね。スズキアルト。

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インドの車と言えば、タタとスズキに加えて、この形の乗用車のイメージがあります。

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昔はイギリス人が夏の避暑地として開発したあろうウーティ。スリランカのヌワラエリアやマレーシアのキャメロンハイランド等と同じなので期待値が高かった。「軽井沢みたいに良い所だったら何日か滞在してみても良いなあ」と漠然と考えていましたが、残念ながら実際には埃っぽくて汚いインドの田舎町に変貌していましたので、ニルギリ山岳鉄道に乗る為だけに来た通過地として1泊だけして次に向かう事にした。

ここは有名な「ニルギリ紅茶」の産地でもあるはずですが、ウーティの町の中心部には茶畑が見られずに残念でした。

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少し食べる。順番から言えば、今度が昼食か。

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大好物のパローター。

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チリペッパーチキン。かなり旨い。

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スイーツもいっときました。

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部屋で豆でもつまみながら夜までダラダラ過ごす。

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夕食に外出。昼はTシャツ一枚で大丈夫ですが、陽が沈むと流石に寒くなり、長そで長ズボンでないと寒い。

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エッグビリヤニ。

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宿に帰る道で、何やらお祭りに遭遇した。こんな偶然があるので、私は何はなくとも絶えず町を彷徨っている気がする。









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ここはチョコレートも名産ならしい。ひょっとして「滅茶苦茶美味しかったりして」と大いに期待して少し購入。

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宿に帰って試食するも、全然美味しくなかった。専門家では無いので厳密な評価は出来ないが、昔食べた子供のだましのようなお菓子のレベルな気がした。

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寝る前に水シャワーでも浴びようと思うも、寒過ぎて無理でした。今まで暑い暑いインドを歩いてきたので、こんなの初めてでした。