今日はとてもガンジーに興味を感じた日でした。
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今朝は起きてから部屋でグダグダしていたので行動開始が少し遅れた。

おっと、なんちゃって日本食屋が開いている時間ではないですが。朝からヘビーですが「かき揚げ丼」を頂きました。

これにも伝家の宝刀「キッコーマン醤油」が使われており良いお味です。つゆが片栗粉のようなものでトロミがついている点は少し変でしたが。但し、ご飯がツユでジャバジャバにならないメリットはあるなと感心。

インドは道端で野菜天ぷらみたいなものを売っているくらいですから、天ぷらは十分美味いです。それにしても我ながら朝からガッツリ食べてますね。^^

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食後の生ジュース。恐い顔しないでね。私は怪しいものではありませんから。いや、でも怪しいかな。

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オートリキシャーで「ガンジー記念博物館」に行った。

ガンジーは独立運動を支援する資本家の邸宅を寄宿舎にしていたようで、晩年に過ごした邸宅が今は博物館になっています。

ガンジーが過ごした部屋です。

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1948年1月30日、中庭にある寺院で夕方の祈りをする為に、この部屋から歩いて向かっている途中に、極右青年のピストルで暗殺されたという。

実際にガンジーが歩いた足跡が再現されていました。

部屋を出たところ。

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この石碑の場所が正に凶弾で倒れた場所です。

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資料館にはガンジーの写真が沢山展示されてありました。

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ガンジーと言えば、「やせ細った裸の体に白い服を纏った禿頭のお爺さん」ですが、若かりし頃はイギリス留学して南アフリカで弁護士をしていたのでスーツを着こなす新進気鋭の青年ですね。

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BBCが製作したTV特番を昔見たことを思い出しました。南アフリカのアパルトヘイトによりファーストクラスの車両から荷物ごと放り出されるシーンです。人種差別撤廃の考えに至る最初のエピソードです。

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イギリスの王様とも面会していたのですね。それも例の白い衣装で。 確かイギリスの綿製品撤廃をかかげてインドの白装束を着ていたはずです。正にその衣装でイギリス王と会うなんて信念が違いますね。

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亡くなってから国葬といて火葬されている時の写真。

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ガンジーが多くの名言を残している事を恥ずかしながら初めて知った。若い頃は新聞を発行し毎週自分の意見を文章で発表していたようで、飄々とした老人の外見とは違って実は凄く腕の立つ哲学者・思想家・文筆家でもあったようです。

残念ながら私の英語力では、その意味を完全に把握することは不可能でしたが、それでも考えさせる多くの言葉がありました。

彼が寝泊りしていたベットの側にあった言葉。 

「My life is my message.」

人は自分の主義主張を言葉(メッセージ)で伝えますが、ガンジーの場合は「自分の生き様が即ち私のメッセージなんだ」と言っているものと私は解釈しました。

私の生き様なんて「自分でも一体何を目指しているのか分からない」状態なので、私の主義主張は生き様を見てくれなんて言えないなあと思う。 ま 相手は世界の偉人ですからレベルが違いますが。

ガンジーは何度もノーベル賞候補になるも受賞はしていないらしい。佐藤栄作や金大中が平和賞をもらっている位だから、当然もらっていてしかるべき。ま 彼はそんなものにこだわりはないと思いますがね。

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宿に帰ってネット検索すると沢山の言葉が出てくる。 英語の勉強も兼ねて今後は原文で勉強してみたいと思う。

「あなたがすることのほとんどは無意味であるが、それでもしなくてはならない。そうしたことをするのは、世界を変えるためではなく、世界によって 自分が変えられないようにするためである」


「自分が行動したことすべては取るに足らないことかもしれない。しかし、行動したというそのことが重要なのである。」


「間違いを犯す自由が含まれていないのであれば、自由は持つに値しない。」


「私は人格をすべて表現するために自由を望む。」


「行動の最中には静寂を、そして休息においては活気を学ばなくてはならない」


「怠けていることは喜びかもしれないが重苦しい状態である。幸せになるためには何かをしていなくてはならない」


「明日死ぬと思って生きなさい。
永遠に生きると思って学びなさい。」


「人間性への信頼を失ってはならない。人間性とは大海のようなものである。ほんの少し汚れても、海全体が汚れることはない。」



私が一番「イタタタ、、、」と思った言葉。

「人間は生きるために食べるべきであって味覚を楽しむために食べてはならない」


この名言は特に厳しいなあ。私には。


さて、ガンジーの後は「インド門」に向かった。


インド門前の広場で売っていた蒸したサツマイモ。

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インド門は第一次世界大戦で戦死したインド兵の慰霊碑。インドは戦後の独立を条件にイギリスに協力して参戦するも、大きな犠牲と引き換えの独立は実現しなかったもの。

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インド門の側で寝ていた犬。インドでは別に特別な状況ではなくあちこちで見られる当たり前の光景ですが、何となく撮影。

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インド門の側の広場では多くの人がクリケットをしていた。

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少し見ていましたが、ルールはサッパリわかりません。

打者が立つ前は大きな赤土のスペースとなっています。一度境界線辺りに審判団のような人達が集まり何やら相談していました。ピッチャーはワンバウンドでボールを投げてきますが、このエリアでバウンドさせないといけない等のルールがあるのかなとフト思った。

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次は「ジャマーマスジット」に向かう。


インド最大規模というだけあって大きなイスラム教の礼拝所でした。タージマハルもでかいですが、あれは単なるお墓で、こちらは今も現役バリバリの寺院です。

寺院の周りには何故か「フライドチキン屋」さんが沢山あったので、寺院よりも先ずは遅めの昼食とする。

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写真ではわかりにくいが、タップリと肉がついた熱々のフライドチキンは結構美味い。KFCなんかよりジューシーな身がタップリで、イスラムチキンの完勝だと思った。

おまけにここのロティはとても美味しくて鶏肉をクルクル包んで食べた。

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さてさて寺院の登場です。


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我々のようなイスラム教徒ではない人は、日没の30分前までしか入れないらしい。今日の日没の30分前って一体何時何分なんでしょうかね?

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景色が良いそうなのでミナレットにも登ってみた。ここでまた料金(100ルピー)を徴収される。入り口でも300ルピー取られているから合計で400ルピー。他にも外国人から高い入場料を取るところもあるが、厳密に管理されている感じがしたが、ここは適当にオッチャンがお金をせびっている感じがして良い気持ちはしなかったですね。

更にお金を払った後でも、各入り口で「チップくれ」とか「靴は持って上がれない。管理費の10ルピーよこせ」とか色々と胡散臭い。皆無視しましたが。

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ミナレットの高さは40m。途中で休めないので一気に登るが息が切れましたね。もう若くない。

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上からの景色は思ったほど良くない。この季節のデリーは何時もそうなのか、今はタマタマなのか、毎日一日中霧がかかったような天気で視界が悪い。

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苦労して登った塔ですが、あっと言う間に下りた。

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何故か泣いていた少年。

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イスラムなヤンママ

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イスラム美女をパチリ。

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少年のお母さんも実は若くて可愛かったりする。

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次はオールドデリー一の繁華街、「チャンドニ チョーク」に向かう。

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バナナジュースで休憩。

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これはインドでは結構ポピュラーでした。炭焼きで手焼きのクッキーです。

鉄板の上に生地を置き、炭の上に置いてしばらく焼く。出来たら新しい鉄板を置く。これの繰り返し。

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チャンドニーチョークの通りに出ました。凄い渋滞です。

歩くの疲れたので三輪車をつかまえて乗りました。これで宿まで帰ります。

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三輪車は渋滞でノロノロとしか前進しません。

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宿でシャワーを浴びてから再び夕食の為に外出しました。今夜は少し気合を入れて「南インド料理」で人気だと聞くお店に出かけました。

お店はコンノートプレースにあるので「ニューデリー」の地区ですよね。先ほど出かけたのは「オールドデリー」の地区。

私達日本人から見れば、どちらも埃っぽい「オールドな町」にしか見えません。実は「ニュー」の方は、高層ビルが建ち並ぶ新しさで「オールド」とは一線を隔していると勝手に想像していたので意外でした。

ま 勿論グチャグチャなカオスの度合いが「オールドデリー」の方が圧倒しているので、ニューとオールドの区別でまんざら嘘ではありませんが、、、、



さて話は戻り夕食です。タリーを頂きました。


ワザワザ遠くまで歩いてきた甲斐がありました。美しいですね。

味はどれもスパイスだらけなのですが、ベジタリアンなので比較的マイルドでした。

一番感動したのは左側の餡を固めたようなスイーツ。日本の高級和菓子の餡に通じるような上品な甘さでとっても美味しかったですよ。

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ごはんものは「揚げパン+小ライス」か「大ライス」の選択だったので、小ライスを選びましたが、日本なら大サイズのライスが出てきましたので驚き。

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インドではもうコーヒーは飲むまいと思うものの、メニューに「南インドのフィルターコーヒー」とあったので思わず注文。確かにレギュラーコーヒーで、普通に美味しかった。残念なのはブラックで飲みたかったのですが、最初からラテで出てきました。

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私が入る時は20分待ちくらいでしたが、出る時は更に黒山の人だかり。やはり人気店です。


店が綺麗で料理のバリエーションも豊富な割りに値段が安い点が、この店を人気店にしている理由だと思う。

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